国立研究開発法人 国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター

第33回日本エイズ学会でのシンポジウムのご案内

2019年10月31日

2019年11月27日(水曜日)から11月29日(金曜日)の4日間、熊本で開催されます第33回日本エイズ学会において、『長期療養における薬害被害者の課題』と題したシンポジウムが行われます。

【シンポジウム9】(臨C・社S) 長期療養における薬害被害者の課題

日時:2019年11月29日(金曜日) 9:00~10:30
会場:第2会場(熊本城ホール3階 大会議室A1) アクセス ▶
座長:
潟永 博之(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)
竹谷 英之(東京大学医科学研究所附属病院関節外科)

演題・演者:
当事者からみた薬害HIV感染被害患者の長期療養の課題と医療者への期待
 武田 飛呂城(社会福祉法人はばたき福祉事業団)
長期療養の課題と患者支援団体による取組み
 柿沼 章子(社会福祉法人はばたき福祉事業団)
薬害HIV感染者の病病連携 -ACC救済医療室の経験-
 田沼 順子(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)
運動機能と日常生活、社会参加
 藤谷 順子(国立国際医療研究センター リハビリテーション科)
薬害被害者における虚血性心疾患のスクリーニング
 廣井 透雄(国立国際医療研究センター 循環器内科)
血友病HIV感染者における非エイズ悪性腫瘍(NADM)
 岡 慎一(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)

趣旨:
抗HIV 療法の発展とともに、HIV感染者の診療は多岐にわたるようになった。特に血液凝固因子製剤により HIV感染の被害を受けた患者さんは、血友病、重複感染しているC 型肝炎、重篤な免疫不全状態の後遺症、初期の抗HIV薬の長期内服による副作用、高齢化、などが複雑に絡み合い、一人一人の患者さんがそれぞれ 独特な病態にある。
ACC救済医療室では、患者さんの状態に応じて、HIV診療の専門医のみならず、血友病性関節症やリハビリテーションの専門医、その他各科の専門医との連携、肝炎・肝移植の専門施設との連携を通じて、薬害被害 者の方々の身体的、そして精神的な健康の維持に必要な様々な取り組みを行っている。
そのような連携においては、必ずしも薬害救済医療に特化した課題ばかりではなく、チーム医療や患者中心の医療について普遍的な課題と対峙する場面も多くみられ、深い学びが得られる場となっている。
本シンポジウムでは、薬害HIV 感染被害者の声とともにそれらの経験を紹介し、今後の救済医療のあり方を考える場となることを期待している。


ぜひ多くの方々にお立ち寄り頂けますと幸いです。
また、開催期間中は他にも様々な講演が予定されております。詳細は学会ウェブサイトでご確認ください。

第33回日本エイズ学会学術集会・総会(外部サイトにリンクします)