薬害HIV感染被害者のご家族に対する健康診断事業
2018年8月13日
2010年に行われた「HIV感染被害者遺族実態調査」により、ご遺族の方の身体面・精神面の健康度が全般に低く、薬害被害の過去に触れられたくないため医療機関の受診をためらうケースがあることがわかりました。
この調査結果を受け、ご遺族が安心して健康診断を受けられるよう2012年から公益財団法人友愛福祉財団により「HIV遺族健康健診受診支援事業」が開始されました。
救済医療室では薬害HIV感染被害者のご家族の方を対象に、はばたき福祉事業団を通じ、患者家族の健康支援事業に全面的に協力させて頂いております。
対象
薬害HIV感染被害者のご家族(両親、配偶者)が対象です。
健診の流れ
健診実施前にスタッフがご自宅等へおうかがいし、健康不安や生活状況について面談を行います。健診当日は、ご希望に応じて各種検査を行うとともに、心理療法士による面談を行い、メンタルケアに関する相談を行います。検査結果がそろったら、相談者の方に再び病院にお越し頂き、検査結果をご説明します。必要があれば、医療機関への紹介状を作成致します。
検査費用
検査費用を個人でご負担頂く必要はありません。ご希望の方は、社会福祉法人はばたき福祉事業団 TEL: 03-5228-1200 (平日10:00-16:00)へご連絡ください。