国立研究開発法人 国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター

薬害エイズについて

2018年8月13日

和解の成立

1989年、東京/大阪HIV訴訟原告団と弁護団は、東京と大阪の地方裁判所に旧厚生省と製薬企業5社に対し損害賠償責任を問い提訴し、1996年3月29日に和解が成立しました。

後に厚生労働省では、薬害エイズ事件の反省から、医薬品による悲惨な被害を発生させることのないように、その決意を銘記した「誓いの碑」を厚生労働省の正面玄関前に設置しました。

また、深刻な被害を語り継ぎ亡くなられた被害者への追悼と再発防止の決意をするために「薬害エイズ裁判和解記念集会」を毎年開催しています。

誓いの碑

薬害エイズについて「誓いの碑」

命の尊さを心に刻み込みサリドマイド、スモン、HIVのような医薬品による悲惨な被害を再び発生させることのないよう医薬品の安全性・有効性の確保に最善の努力を重ねていくことをここに銘記する

千数百名もの感染被害者を出した「薬害エイズ」事件

このような事件の発生を反省しこの日を建立した

平成11年 厚生省

恒久対策と救済医療

エイズ治療・研究開発センター(略称ACC:AIDS Clinical center)は薬害エイズ裁判の和解による恒久対策として、1997年4月に設置され、その際病院正面玄関内に設立の碑が設置されました。

設立の碑

薬害エイズについて「設立の碑」

設立の碑エイズ治療・研究開発センターは、HIV訴訟に関する平成8年3月29日付けの和解確認書を踏まえ、恒久対策の一環として、平成9年4月1日に設置された。

その目的は、国内外のHIV感染症の治療・研究機関との連携の下に、HIV感染症に関する最新の高度な診療を提供するとともに、新たな診断・治療方法の開発のための臨床研究を行い、あわせてブロック拠点病院等からの臨床情報の集積・分析、診療相談への対応を始めとした最先端の治療情報等の提供や医療従事者に対する高度な実地研修等を通して、我が国におけるHIV感染症の医療水準の向上を図ることである。

社会福祉法人はばたき福祉事業団

東京HIV訴訟和解成立後、薬害エイズ被害者の救済事業を被害者自らが推進していくことを目的に、1997(平成9)年4月1日に任意財団として設立され、2006(平成18年)年8月28日には、厚生労働省より社会福祉法人として認可を受けました。第2種社会福祉法人として、HIV感染者や血友病患者等の身体障害者の更生相談事業や感染者の遺族に対する相談・支援や調査研究、教育啓発等の公益事業活動を実施しています。

「社会福祉法人はばたき福祉事業団」WEBサイト

血友病薬害被害者手帳

血友病薬害被害者手帳

血友病薬害被害者手帳は和解から20年となる平成28年(2016年)に血友病HIV感染被害患者に対して配布されました。

手帳には被害者が医療・福祉・介護など各種公的サービスを必要に応じて適切に利用できるよう、和解に基づく恒久的被害者対策や主な公的支援サービスの案内およびその問い合わせ先が記載されています。

まだ手帳をお持ちでない薬害HIV感染被害患者様へ

独立行政法人医薬品医療機器総合機構健康被害救済部受託事業課宛てに手帳発送をご希望の旨ご連絡ください。

自治体・医療機関所属の皆様へ

本来、薬害HIV感染血友病等患者さんが負担する必要のない差額ベッド代が請求された等の事例が時折起きていることから、医療従事者だけでなく、自治体・医療機関所属の事務・会計部門のスタッフ含め、被害者が活用できる制度を把握していただきますようお願いいたします。

詳細は厚生労働省ホームページからご確認ください。

血友病薬害被害者手帳(厚生労働省ホームページにリンクします)

当ウェブサイトでの記載内容は厚生労働省ホームページ記載の内容から一部編集・加工して掲載しています。