国立研究開発法人 国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター

中高年血友病患者の診療にあたって PT・OTのためのハンドブック

2019年7月29日

2015年の初版発行以降、制度改定によって内容に一部変更が出ております。
PDFは変更内容を反映したものを掲載しています。

血友病の患者さんの診療に携わった経験の無いPT・OTの方は意外にたくさんいらっしゃいます。
血友病の患者さんは小児期に診断され、血液疾患の医師が診ていることが多い疾患です。現在は、製剤が発達し小さいうちから予防的にコントロールできますし、スポーツ等も楽しむことができます。

しかしながら、現在中高年の血友病患者さんは関節内出血による変形や筋肉の萎縮を残し、かつ、1980年代の初めに非加熱製剤により、HIV(ヒト免疫不全ウィルス)や肝炎ウィルスに感染し(約3割が感染したと言われています)、合併症や肝機能障害、さらには長期間薬を飲み続けたことによる骨粗鬆症などの副作用と戦っています。これらの方々は内科医にはかかっていても、社会生活での多忙さから、運動機能についての配慮はおろそかになります。しかし中高年となり、四肢や体幹機能の低下が顕在化してきます。

そしてリ八ビリが必要となった時、多くのPT・OT・リハ病棟・介護の現場では血友病という疾患やエイズについての知識が乏しいことが指摘されています。

本冊子は、そのような製剤活療が発達する前に血友病を発症した患者さんが中高年になってリハビリテーションを利用することを想定した冊子です。理学療法士・作業療法士のために疾患の説明や対応上の留意点・注意点、問単な知識をまとめました。2015年に作成した冊子で、その際に全国のブロック拠点病院等にお配りしましたが、制度の改変や救済医療室の開設を加えて、2019年版としました。
お役に立てば幸いです。

中高年血友病患者の診療にあたって PT・OTのためのハンドブック
(PDF:2,929KB)
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ptoth.JPG

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出典:
平成31年度厚生労働行政推進調査事業費補助金 エイズ対策政策研究事業
「非加熱血液凝固因子製剤によるHIV感染血友病等患者の長期療養体制の構築に関する患者参加型研究」班 
研究代表者 藤谷 順子