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副作用被害対策室長のご挨拶

厚生労働省医薬局総務課
医薬品副作用被害対策室長
上村 浩代
安心して療養生活を送ることができる体制に向けて
平成8年の薬害HIV訴訟の和解からおよそ30年が経ちました。
これまでに亡くなられた多くの被害者の方々の御冥福を心よりお祈りするとともに、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、今もなお療養をされている皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
抗HIV療法など医学は進歩しているものの、現在、感染被害者の方々は、血友病、重複感染したC型肝炎や様々な合併症に加えて、高齢化のため、医療のみならず、福祉、生活面で様々な困難に直面し、支援を必要とされております。
厚生労働省としては、「誓いの碑」に刻まれているとおり、悲惨な被害を再び発生させることのないよう、薬害の再発防止に向けた取組みを推進するとともに、被害救済のため、皆様の御意見を聞きながら、適切な療養環境の確保に努めてまいります。
救済医療室では、治療と生活の両立を目的に、多職種によるチーム医療により包括的な診療・ケアを提供するとともに、患者さん一人ひとりに寄り添い、適切な医療ケアを提供するため、「個別支援」などに取り組んでいただいています。 厚生労働省は、皆様が少しでも安心して療養生活を過ごすことができるよう、救済医療室とともに取り組んでまいります。
更新日:2025年4月30日