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メンタルヘルスについて

メンタルヘルスとは、いわば「こころの健康」のことです。
ひとは人生の中で様々な出来事に遭遇します。そのなかには、自分ではどうしようもできないことやうまく気持ちが整理できないこともあるでしょう。ストレスとなって、気分が沈むことや思い悩むこともあります。
薬害HIV感染血友病等患者さんは様々な合併症を抱え、HIV感染に関する社会的スティグマや差別・偏見のあるなかで生活をしており、一般集団よりもメンタルヘルスが悪化していたり、日常生活の悩みやストレスを抱えていたりする可能性もあります。
日々の生活をよりよくするために、身体の調子はもちろんのこと、こころの調子にも気をかけておくことはとても大切です。

メンタルヘルスに関する相談と支援

病を抱えながら生きていく中で、気持ちが落ち込んだり不安を感じたりすることがあるのは自然なことです。しかし、そのような気持ちの落ち込みや不安が強すぎたり、長期間さらされたりすると、こころが疲弊していきます。
こころのことは、表立って人に言いにくく悩みを打ち明けて誰かを頼ることが難しいものですが、身体の健康と同じように、「こころの健康(メンタルヘルス)」も予防や早期発見、早期治療が大切です。 救済医療室では、精神科医による診察や心理療法士とのカウンセリングなど、メンタルヘルスについて多職種でサポートしていく体制があります。
ひとりで抱えず、困ったことや心配なことがございましたら、主治医、HIVコーディネーターナース(CN)、薬剤師、ソーシャルワーカー、心理療法士など、身近な一番話しかけやすいスタッフにご相談ください。

生きがいについて

生きがいとは、「生きているはりあい」や「生きていることの喜びや幸福感」を指します。
これまでの調査により、生きがいがあることで、精神的な健康はもちろんのこと、身体的な健康も維持されることがわかってきています。生きがいには右図のように様々な要素がからんでいます。
この機会にみなさんの生きがいについて振り返ってみてはいかがでしょうか。

生きがいをチェック