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恒久対策と救済医療

更新日:2022年3月29日

エイズ治療・研究開発センターの設立

 1997年4月、薬害エイズ裁判の和解による恒久対策として、国立国際医療研究センター内にエイズ治療・研究開発センター(AIDS Clinical Center,略称:ACC)が設立し、その際正面玄関内にACCの設立趣旨(目的)を記した『設立の碑』が設置されました。

設立の碑

 エイズ治療・研究開発センターは、HIV訴訟に関する平成8年3月29日付けの和解確認書を踏まえ、恒久対策の一環として、平成9年4月1日に設置された。

 その目的は、国内外のHIV感染症の治療・研究機関との連携の下に、HIV感染症に関する最新の高度な診療を提供するとともに、新たな診断・治療方法の開発のための臨床研究を行い、あわせてブロック拠点病院等からの臨床情報の集積・分析、診療相談への対応を始めとした最先端の治療情報等の提供や医療従事者に対する高度な実地研修等を通して、我が国におけるHIV感染症の医療水準の向上を図ることである。

 2011年7月にはACC内に「救済医療室」が発足、同年9月にHIV感染血友病等患者を対象にした「血友病包括外来」を開設しました。血友病治療班(ACC/整形外科/リハビリテーション科)、肝治療班(ACC/消化器科)のチーム医療により包括的な診療・ケアの提供を目指しています。2014年5月からは、精神科も加わりました。

 2017年には血友病包括外来の前に、薬害HIVの教訓を伝えるモニュメントが飾られました。東京HIV訴訟被害者837名の原告番号を葉に記した「命の樹」です。薬害HIV感染被害者を永久に守っていく責務とともに、「命の尊さ、それを守る医療」の願いを込めた象徴となっています。このモニュメントからイメージしたイラストを、救済医療室ウェブサイトで使用しています。

モニュメント

 

日本のHIV医療体制

 「エイズ治療の拠点病院の整備について」(平成5年7月28日付け健医発825号 厚生省保健医療局長通知)に基き、国内のHIV医療体制が整備され、エイズ治療拠点病院間のネットワークが形成されています。
● 地方8ブロックにある「ブロック拠点病院」14施設
● 全国にある「拠点病院」380 施設
● 各都道府県を代表とする「中核拠点病院」59施設

 全国の拠点病院の連絡先は、厚生労働行政推進調査事業費補助金エイズ対策政策研究事業「HIV感染症の医療体制の整備に関する研究」班が運営している拠点病院診療案内からご確認ください。

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