薬害HIV血友病等患者患者さんが1年間に提出する書類は複数あり、それぞれの提出時期や注意点などをまとめました。なお、医療機関によっては医師が作成する書類に対し患者さんに支払いが発生する場合があります。
先天性血液凝固因子障害等治療研究事業
対象者:以下の項目すべてに該当する方
1.原則20歳以上の方 ※1
2.国内にお住まいの方(住民登録や外国人登録がされていること)
3.国民健康保険や組合健康保険など、公的医療保険に加入している方
4.対象となる疾患にかかっている方
対象疾患
先天性血液凝固因子欠乏症
第1 因子(フィブリノゲン)欠乏症
第2 因子(プロトロンビン)欠乏症
第5 因子(不安定因子)欠乏症
第7 因子(安定因子)欠乏症
第8 因子欠乏症(血友病A)
第9 因子欠乏症(血友病B)
第10 因子(スチュアートプラウア)欠乏症
第10 1 因子(PTA)欠乏症
第10 2 因子(ヘイグマン因子)欠乏症
第10 3 因子(フィブリン安定化因子)欠乏症
von willebrand(フォン・ヴィルブランド)病
血液凝固因子製剤に起因するHIV感染症の方
提出先:居住自治体
提出書類:
PMDAが交付する通知または医師が作成する診断書
先天性血液凝固因子障害等医療受給者証交付申請書
健康保険証の写し
特定疾病療養受給証の写し
住民票の写し(前回提出時から変更がある場合のみ)
提出時期:2月上旬
※1.血液凝固因子製剤に起因するHIV感染症の方は20歳未満の方も含まれます。
医療受給者証には有効期限があるため、毎年更新手続きが必要です。
エイズ発症予防に資するための血液製剤によるHIV感染者の調査研究事業
対象者:血液製剤の投与を受けたことによりHIVに感染した方、又は二次・三次感染者のうち、エイズを発症していない方
提出先:PMDA 健康被害救済部受託事業課
提出書類:
医師が作成する健康状態報告書
生活状況報告書
個人情報の提供に関する同意書2枚(提出は任意)
提出時期:3月上旬
書類は4月毎年時点で通知書と共に郵送されています。書類を受け取られてから提出時期まで間があるため、患者さんには大切に保管し、期限までに忘れずに提出されるようお伝えください。
血液製剤によるエイズ患者等のための健康管理支援事業
対象者:血液製剤によるHIV感染者又は二次・三次感染者であって、エイズを発症している方のうち、裁判上の和解が成立した方
提出先:独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)健康被害救済部受託事業課
提出書類:
現況届
先天性血液凝固因子障害等医療受給者証の写し
医師が作成する健康状態報告書 (提出は任意)
生活状況報告書(提出は任意)
個人情報の提供に関する同意書2枚(提出は任意)
提出時期:8月末
書類は4月毎年時点で通知書と共に郵送されています。書類を受け取られてから提出時期まで間があるため、患者さんには大切に保管し、期限までに忘れずに提出されるようお伝えください。
先天性の傷病治療によるC型肝炎患者に係るQOL向上等のための調査研究事業
対象者:下記の項目すべてに該当する方
1.先天性の血液凝固因子異常症である方
2.先天性の血液凝固因子異常症の治療のため、長期にわたり血液凝固因子製剤の投与によりC型肝炎ウイルスに感染された方
3.慢性C型肝炎が進行して肝硬変、肝がんに罹患している方。又は肝硬変又は肝がんに罹患した後に肝移植を行い、経過観察が行われている方。
提出先:PMDA 健康被害救済部企画管理課
提出書類:※ 3月中旬に提出するものとは書類が異なります
A・B・C票、D票※ ※D票は医師が記入
提出時期:1月上旬
対象者であるかの確認にPMDA所定の書類が必要です。書類が必要な場合はPMDA健康被害救済部企画管理課(電話:03-3506-9460)へ問合せ、書類を取りよせてください。
先天性の傷病治療によるC型肝炎患者に係るQOL向上等のための調査研究事業
対象者:先天性の傷病治療によるC型肝炎患者に係るQOL向上等のための調査研究事業に協力していて、次年度も継続を希望する方
提出先:PMDA 健康被害救済部企画管理課
提出書類:※ 1月上旬に提出するものとは書類が異なります
調査協力継続申出書
住民票の写し
提出時期:3月中旬
障害基礎年金(更新)
対象者:障害基礎年金を受給されている方
提出先:居住区域管轄の年金事務所
提出書類:医師が作成する各種診断書
提出時期:誕生日月末までに