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お薬について

更新日:2022年7月7日

 飲み薬や血液製剤について、困っていることや聞いてみたいことはありませんか?
 ACCの処方に限らず、他の診療科や他の病院で処方されたお薬や市販薬・サプリメントなど、薬に関することはぜひ薬剤師にご相談ください。

 

これまでこのようなご質問をいただいています。

血液凝固因子製剤について

・新薬のご紹介
・治療薬の選択
・溶解方法や保管方法
・投与量の評価
・輸注記録の活用
・インヒビターの治療
・副作用 など

飲んでいるお薬について

・飲み合わせの確認
・食事の影響
・飲み方の自己調節方法 など

ポリファーマーシーについて

服用しているお薬が適正かどうかの整理 など

※ポリファーマーシーとは
臨床的に必要とされている量以上に多くの薬剤が処方されている状態をいいます。
薬による有害事象は処方された薬の数に比例し、薬の数が6種類を超えると発生頻度が大きく増加するといわれています。

こんなとき、薬剤師と話をしてみませんか? (PDF:291KB)

血液凝固因子製剤について

 最近は製剤の変更を検討され、患者さんご自身でいろいろとお調べになりご相談をいただくケースも増えてきています。溶解や保管方法、その他気になった点など、お薬に関するお悩みをぜひ薬剤師にご相談ください。

輸注記録について

 血液凝固因子製剤を自己注射されている患者の皆様、輸注記録をつけていますか?

どうして輸注記録をつけるの?

 輸注記録は、決められた通りに自己注射ができているかをチェックするためのものではありません。出血状況と輸注状況を把握することで、患者さん個人個人にあった治療を選択していくための重要な記録となります。

輸注記録をつけるメリットは?

 ・出血状況を振り返ることで、出血しやすい状況や時間帯、曜日などを把握することができる
 ・出血状況と合わせて輸注量や回数を確認することで、現在の治療法が適切かどうか評価することができる
 ・生活習慣や行動パターンと関連付けて分析することで、日常生活で注意すべきことがわかる
 ・関節の違和感や体調の変化など、ささいな気づきを医療スタッフへ伝えられる

 医療者がカルテに記録を残すことと同様に、患者さんが自己注射の記録をつけてその記録を医療スタッフと共有することで、ご自身に合ったより良い治療の選択や、出血ゼロ・生活の質向上につながります。

輸注記録ってどんなもの?

 輸注記録に記載する内容は、主に次のような項目です。その他にも、ご自身が記録しておきたいことを記載しましょう。

 ・出血エピソード
 ・輸注までの時間
 ・製剤名、輸注量、製剤のロット番号(シールの貼付)
 ・輸注毎および全体の止血の評価
 ・副作用
 ・併用薬
 ・製剤の処方量と在庫量(出納表)
 ・気付いたことやメモ
 ・主治医への質問事項
 ・主治医からのコメント、指導

記録ツールはさまざま

 輸注記録をつけるためのツールは手帳型のほか、スマートフォンやパソコンから記録できるものもあります。薬剤師からもご紹介いたしますので、ご自身に合ったものを見つけていきましょう。

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