医療従事者の方へ
多職種カウンセリング研修会(⾎友病編)
概要:
HIV感染症や血友病の治療は30年前と比べて格段に進歩していますが、HIV感染症への社会的偏見やスティグマは根強く、生きづらさを抱えています。近年は、長期療養や高齢化による様々な合併症や身体状態の変化、社会活動との両立、親の介護などライフサイクルに伴い、新たな心理的課題が生じてきています。
そのため、本研修会では薬害エイズ被害者への心理支援について取り上げます。午前は血友病の治療と心理支援、本研究班のカウンセリング研究からみる薬害エイズの心理臨床について講義を行います。午後は、各地域の心理支援の現状と課題に関して事例を含めた話題提供から、今後どのような心理支援が求められるか、を議論します。
みなさまのご参加をお待ちしております。
日時:2020年2⽉2⽇(⽇曜⽇) 10時~16時
場所:AP品川アネックスI(アイ)ルーム
東京都港区⾼輪3-23-17品川センタービルディングB1F (MAP)
参加費:無料
対象:HIV医療の拠点病院心理職・中核相談員・自体派遣カウンセラーなどHIVカウンセリングに興味のある方
定員:100名(ただし定員になり次第締め切ります)
注意:臨床⼼理⼠有資格者に対しては本研修会受講により、臨床⼼理⼠資格更新ポイントが付与されるよう申請中です。
申込方法:参加を希望される方は、2020年1月27日(月曜日)までに開催案内記載のQRコードか、申込フォームにアクセスし、必要事項をご入力のうえお申込ください。後日受付完了のご連絡をメールでお知らせいたします。なお、定員になり次第受付終了とさせていただきますので、ご了承ください。
プログラム:(敬称略、順不同)
午前の部(10時-12時)
◆これからの血友病の治療と心理支援の可能性 小島 賢一 荻窪病院
◆薬害エイズと心理臨床:本研究班の活動の背景と意義 三木 浩司 小倉記念病院
午後の部(13時-16時)
◆シンポジウム「薬害エイズ被害者の心理支援を考える~それぞれの地域における現状と課題~」
話題提供:
石田 陽子 北海道大学病院
望月 真奈美 石川県立中央病院
松岡 亜由子 国立病院機構名古屋医療センター
喜花 伸子 広島大学病院
木村 聡太 国立国際医療研究センター
指定討論者:
小島 賢一 荻窪病院
三木 浩司 小倉記念病院
主催:
2019年「HIV感染症の医療体制の整備に関する研究」⼼理的⽀援の充実に関する分担研究
担当研究者:⼩倉記念病院 三⽊浩司