更新日:2021年11月1日
公開日:2021年10月26日
例年行ってまいりましたリハビリ検診会。昨年および今年は新型コロナ感染症予防の観点から、個別リハ検診としてお一人ずつ来院時に受けていただく形で行っています。そこにリハビリ検診会のもう一つの目玉だったレクチャーや交流の機会を加えようと、今年は初めてオンラインイベントとして企画・開催されました。
詳しくは、社会福祉法人はばたき福祉事業団のウェブサイトで当日の写真も交えて報告されています。
まず、NCGM栄養管理室・栄養士の川井翔先生、ACCから渡辺恒二先生が「食事で出来る生活習慣病予防」として栄養のアドバイスやダイエットの体験をお話いただきました。講義を聞いたACCスタッフも、翌週からさっそくお昼のメニューに取り入れています。
続いて、NCGMリハビリテーション科理学療法士の田中正俊先生、作業療法士の唐木瞳先生から「生活習慣病に効く運動」として日常の生活で消費されるカロリーや、簡単にできるスクワット・ストレッチについて講演いただきました。ACCスタッフがいる配信会場では、講義内容に合わせて足を延ばしたり、スクワットをしたりしながら参加していました。
患者さんからもご自身の体験談をお話いただきましたが、その中の「目標を高く設定しすぎない」が強く印象に残り、翌週月曜からですが、病院内や地下鉄ではエスカレーターやエレベーターをなるべく使わず、階段を選ぶようにしたと話しているスタッフもおりました。
リハビリテーション科のウェブサイトでは、当日ご覧いただいた「生活習慣病に効く運動」の講義や、良いスクワットと悪いスクワット、四頭筋エクササイズの等の動画(これらは10月9日のオンラインイベントでの動画や、それらから再収録したものです)をご覧いただけます。
今回のリハビリ検診会では、岩田コーディネーターナースから、患者さんの医療や療養生活をより良いものにしていくためには、患者さん自身の参加が重要であるという話がありました。ACC包括外来では、患者さんから日頃の心配ごとやご相談などをうかがい、各専門職種(コーディネーターナース、主治医、薬剤師、心理療法士、栄養士、理学療法士、作業療法士、医療ソーシャルワーカー等)の支援のもと、患者さんの療養生活をサポートさせていただいていることをご紹介いたしました。受診の際には、是非一緒に話し合いながら医療や生活をより良いものにしていきましょう。